なでしこには、バージョン1(v1)とバージョン3(v3)があります。簡単に言えば、v3が新しいバージョンで、v1が以前からあるバージョンです。v1はWindows処理に特化しており、v3 はWebブラウザやマルチプラットフォームに対応しています。
v1もv3も日本語をベースとしたプログラムを開発することができます。ただし、v3になってから少し文法が変わっています。
大きな違いは、インデントによるブロック表現です。なでしこv1では、インデントを用いてブロックを表現しました。しかし、v3ではインデントではなく「ここまで」を用いてブロックを表現します。ただし、行頭に「!インデント構文」と書くことで、なでしこv1と同じになります。
v3の多くの命令は、v1と同じように動くように作られていますが、残念ながらゼロから作り直されたため全く同じではありません。本マニュアルを参考にご確認ください。
文字エンコーディング(文字コード)が異なります。v3の文字エンコーディングについて詳しくはこちらをご覧ください。
なでしこv1はインタプリタ方式で、なでしこのプログラムを逐次実行するものです。なでしこv3では、altJSと呼ばれる方式で、なでしこのプログラムをJavaScriptに変換してから実行します。