非同期モードについて *

【重要】
v3.2.44以降で利用が非推奨になり、2024年3月のバージョン3.5.1で完全に廃止されました。
代わりに、非同期専用命令を使ってください。
→詳しい情報

非同期モードを使うと、なでしこのプログラムを完全に非同期で実行できます。非同期モードを使うには、「!非同期モード」とプログラムの先頭に記述します。

(メモ) また、なでしこ簡易エディタや貯蔵庫を使わないでHTMLでなでしこを使う場合には、「<script src="/<path>/nako_gen_async.js">」の宣言を追加してください。

非同期モードでは、以下のように「N秒待機」や「AJAX受信」が使えます。

   v3.5.3

非同期モードのポイントは、敢えてコールバック関数や逐次実行の構文を使う必要がありません。自然にプログラムを記述できます。

   v3.5.3

【メモ】現在、処理速度を稼ぐために、「N秒待機」を記述してはじめて、ブラウザのアイドル処理を経由します。

非同期モードに対応している関数 *

非同期モードに対応している関数は次の通りです。

非同期モードの欠点 *

非同期モードは、なでしこのプログラムを直接ブラウザで実行できるJavaScriptに変換するのではなく、擬似的なバイトコードに変化して一行ずつ実行する方式に変換します。そのため、実行速度はかなり低下します。

【実行速度の比較】:

モード

FIB35の計算

FIB40の計算

同期モード

0.3

2.7

非同期モード

2.9

37.8

   v3.5.3

このように、非同期モードは圧倒的に動作が遅いのですが、上から下へと実行できるプログラムを記述できます。

参考 *